- なぜこの仕事をしているのか?に答えられない、、、
- 目標達成出来ずに自分は出来ないと落ち込んでしまう、、、
- 成果につながる目標設定の方法を知りたい
こういった悩みに答えます。
✔︎本記事の内容
2. 目的を設定する4つのステップ
3. 目標が達成出来ないのは、あなたのせいじゃないという話
4. 成果につながる目標の設定方法【SMARTに考える】
✔︎著者の経験
この記事を書いている僕は、営業時代には自分の仕事の目的がはっきりせず、目標も達成出来ずに毎日が憂鬱でした。
目的と目標の意味をしっかり理解してからは毎日成長している実感が生まれました。
そんな僕がどうやって仕事の目的と目標を設定するのか、解説します。
1. 仕事に目的を持つことの効果【上司からの評価がアップします】
目的は3つの意味合いを持ちます
・objective:「ob:〜に向かって」と「ject:投げる」が語源。狙いとすべき標的
・goal:到達点
つまり、「あなたの実現したい将来の到達点」が目的です。
スケールが大きすぎて、イメージ出来ないかもしれませんが難しく考える必要はありません。
普段の仕事を振り返ってみよう
✔︎上司からのこんな指示があったとします
『クライアントにこちらから送った見積書についてメールしておいて。』
この指示に対する、目的を考えてみましょう。
二つの問いを考えてみると良いです。
・もし、その仕事がないとどうなるのか?
×ダメな例
何のためにメールをするのか?
→上司の指示されたから
もし、このメールがないとどうなるのか?
→上司に怒られる
◎良い例
「クライアントから依頼を受けて、先週、見積書のメールを送って検討期限を今日にしていたな。
↓
クライアントとの商談ではかなり興味を持っていただいていたから、無視していることは考えにくい。
↓
もしかしたら、多忙な方なのかもしれない。
↓
このメールがないとクライアントが気付かないまま見積書の有効期間切れで、クライアントのための特別価格での提供ができなくなってしまう。
↓
お互いにとって機会を失ってしまう。……だとしたらこのメールの目的は、
- 『見積書の検討現状を確認をする』
- 『上司の承認を得た上で、有効期限を更新した見積書を再送付する』
- 『クライアントの懸念事項を解消する打合せの機会を提案する』
になりそうだ。」
小さな仕事の目的から考えるとハードルを低く始められる
「メールを送る」という小さな仕事でも、考えられる目的はたくさんあります。
これが目的で良いの?と思うものでもOKです。正解はないですし、不安なら上司に相談すれば良いだけなので。
「自分の考えを持って仕事をしているな」と間違いなく評価されます。
2. 目的を設定する4つのステップ
下記の4ステップです。
ステップ② 目的に対する自分のポジションと時間軸を決める
ステップ③ 「何のために」を問う
ステップ④ 上司からの設定した目的のフィードバックをもらう
ステップ① 上位目的とその背景を押さえる
✔︎上位目的とは?
上位目的とは、あなたが所属している部署や事業部、もっと言えば企業理念のことです。
普段、この上位目的を意識して仕事をしている人はほとんどいないと思います。
- 企業ホームページから企業理念を押さえる
- 採用ページから各事業部や部署などの活動目的を押さえる
- 社内のポータルサイトなどで、自分の所属する部署やチームの活動目的を押さえる
- 上司に直接聞く
上位目的を押さえる方法は色々ありますが、手っ取り早いのは「上司に直接聞く」ことだと思います。
✔︎背景を押さえないと「誤解」と「誤訳」が生まれる
背景とは、その目的を決めた経緯やきっかけのことです。
背景を押さえないと、上位目的に対する「誤解」と「誤訳」が生まれます。そのため、上位目的から逸れた行動をしてしまいます。
例えば、次のような背景と上位目的があったとします。
背景:これまでは、自社一強の状態だったが、競合他社がシェアを拡大し始めたため、既存商材だけでは差別化が図りにくくなっている。
目的:新サービスの販促活動を行い、売上の新たな基盤を確立する。
売上の新たな基盤を確立するにしても「新規顧客の開拓する」と「既存顧客との関係性を深めて顧客あたりの売上を上げる」では全く行動が変わりますし、どちらかは上位目的からズレた行動になるかもしれません。
くり返しますが、上位目的と背景はセットで押さえるようにしましょう。
ステップ② 目的に対する自分のポジションと時間軸を決める
✔︎あなたのポジション次第で目的のスケールは変わります
- 部署のメンバー?
- 部署内のチームリーダー?
- 部長?
今の仕事でのあなたのポジションは何ですか?
- メンバーであっても後輩を持つのであれば、その後輩より目線を高く持つ必要があったり
- チームリーダーなら、チーム全体を俯瞰して目的を決める必要があったり
- 部長なら、事業部や会社の成長を常に考える必要があったり
自分のポジションとそれに合った視座を持たないといけません。
✔︎まずは「1年」という時間軸を設定しましょう
あなたが部署のメンバーだとして、こういったことがあると思います。
- 部署の目的が年度によって変わる
- メンバーからリーダーに昇格する
- 異動などで部署や事業部が変わる
もし、3〜5年くらいの時間軸を設定した場合、目的が達成出来ずに終わってしまうかもしれません。
なので、まずは「1年」という時間軸を設定しましょう。
ステップ③ 「何のために」を問う
✔︎「〜すべきか?」と「〜したいか?」
ここから、やっとあなたの目的を設定していきます。
その際に、次の2つに対して自分の納得のいく答えが出るまで突き詰めていきましょう。
・何を目指したいか?
つまり、今の仕事に対するあなたのモチベーション(「使命」と「意志」)を明確にする作業となります。
✔︎モチベーションを明確にする問い
Q. もしあなたの活動がなくなったら、どうなるか?
自分自身へ問い続けてみましょう。
ステップ④ 上司から設定した目的のフィードバックをもらう
✔︎フィードバックをもらわないのは、もったいない
目的が設定できたら、そのまま仕事に取りかかるのではなく上司からフィードバックをもらいましょう。
ステップ①で上位目的やその背景を押さえているはずなので、上司の意図から大きく外れることはないと思います。
ズレていたとしても、上司の「見方・センス・考え方」が加わり、ブラッシュアップされて最終的な目的が完成します。
3. 目標が達成出来ないのは、あなたのせいじゃないという話
目的ありきの目標を考える
「目標」と「目的」の意味を同じに捉えている人がたくさんいますが、二つは全くの別物です。
目標:「目的達成までの間の中継地点」
つまり、目標は目的のためにあるということになります。
人は納得しないと動かない
こんなこと、ありませんか?
あなたは「メンバーみんなと成果を達成した時の喜びを分かち合う」ことをやりがいに仕事をしたいと思っています。
部署や上司からトップダウンで決められた売上目標があなたの目標に設定されました。
また、部署内では自分の意に反してメンバー間で競い合わせる雰囲気になっていて、あなたとしては居心地が良くないと感じています。
もちろん、あなたは決められた目標に納得はしないと思いますし、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。
目標が達成出来ないのは、「目標にあなた自身が納得していないから」です。
納得していないのは、
- あなたの仕事に対する目的を上司とすり合わせをしていないか
- 上司が聞く耳を持っていないか
のどちらかです。
目的の認識のズレは上司とのフィードバックを行うことで、なくすことができ、自分の納得できる目的と目標が設定できます。
4. 成果につながる目標の設定方法【SMARTに考える】
下記の4ステップです。
ステップ② 分解した構成要素に対して目標水準と期限を決める
ステップ③ 「SMART」に考える
ステップ① 「目的」を構成要素に分解する
例えば、「英語を身につけ、海外出張時に通訳なく現地の人と商談できるようになる」という目的があなたにあったとします。
このとき、構成要素は次のように分解できます。
- リスニング
- スピーキング
- リーディング
- ライティング
- 基礎文法・語彙力
ステップ② 分解した構成要素に対して目標水準と期限を決める
定性的、定量的な水準値を決めていきましょう。
また、水準値を決める際には、「成長や新たなスキルを身につける必要があるけど、達成不可能ではない水準」にしましょう。
- リスニング:海外映画のナチュラルな英語を聞き取れるようになる
- スピーキング:英語で自社製品の説明ができるようになる
- リーディング:英字新聞・ニュース記事を読めるようになる
- ライティング:英語でのメールやチャットができるようになる
- 文法・語彙力:ビジネス会話で使うフレーズやイディオムを含む例文を100文覚える
ステップ③ 「SMART」に考える
「SMART」とは5つの英単語の頭文字から取ったものです。
Measurable:測定可能か?
Achievable:達成可能か?
Relevant:目的に合っているか?
Time-bound:期限が明確か?
この視点で正しく目標が設定されているか、確認してみましょう。
というわけで今回は以上となります。
仕事の場面での目的と目標の決め方について解説しましたが、プライベートでも使える方法なので、プライベートから試してみるのもありですね。
僕は自己成長につながるような情報をブログで発信しています。
そのほかの記事も参考になれば嬉しいです。
気になる方は下記リンクより、ぜひともどうぞ。
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